2009年度 社会文化システム学科
2年ゼミ フィールドワーク・オリエンテーション――地域を歩く
 フィールドからの一葉
コース5B 御茶の水学生街(「白山」駅→「水道橋」駅→御茶の水方面へ)

教員のフィールドノーツ
(1)徒歩で本郷通りの吉祥寺に行き、門前の説明版で、吉祥寺が昔多くの学僧が学んだ寺(駒澤大学前身)であったこと、水道橋駅付近から現在地に移ったこと、中央線吉祥寺はこの寺が語源であること、などを読み、
(2)そこからバスで御茶ノ水駅前(医科歯科大前)まで移動、降車して歩道をまっすぐ湯島聖堂まで。そこが幕府による昌平坂学問所跡(の一部)で、東京大学(等)の前身であること、御茶ノ水に学生街ができる源流となったことを説明。中に入り、台湾から寄贈された孔子像を仰ぎ、大成殿に上がる。
(3)聖橋をわたり、御茶ノ水駅を右に見下ろし、下を流れる川の名をクイズで出した。正答者なく、「神田川」と解答。聖橋から見下ろした左岸に30〜40年位前(?)まで東京都のゴミ集積所があり、ゴミ収集車がそこから川のダルマ船にゴミを落とし、船でゴミを(夢の島などへ)運び出していたことも説明。紙プロ上級生の反応があった。
(4)直進してニコライ堂(ここでロシア語を学べると説明したが、今はやっていない様)の横を過ぎ、
(5)右折して日大理工学部校舎の間を抜ける。日大生がたくさん校舎外にたむろしていて、その中を通り抜けるのは緊張があったか。
(6)小川町に下る途中で、NTT(全国の電話帳を入手できた)、
(7)太田姫稲荷神社(駿河台地区の神社)、
(8)小川町で、世界のミズノをはじめ、スポーツ店が多い(学生が本を読まず、スポーツ・音楽に向かうので書店が減り、スポーツ店・楽器店が増えている)のを見る。
(9)駿河台下の三省堂書店(全員初めて来た由)で時間を決めて、店内自由行動(社会学書コーナーには誰も来なかったのは残念。トイレを使ったか)、
(10)駿河台下から明大通りを上り、明大アカデミーコモン前で集合写真を撮る。そこで散会、16:00ころか。
 街頭で説明していると背後で他所の人が聞いていたり、説明の輪にすぐ集まってくれないので、彼らには多分聞こえていなかったりがあったと思います。小川町のビル屋上の大看板に「世界一曲数のあるカラオケ」を見つけ、「行きたぁい」の声が聞こえました。飲食のおごりはなしでした。(松本誠一)
 学生のスナップショット
 
湯島聖堂の孔子の像です。
 私は御茶の水学生街へ行ってきました。私が撮影した写真は、湯島聖堂にあった孔子の銅像です。湯島聖堂の敷地内にはスケッチをしている人がちらほらいました。湯島聖堂にある孔子の銅像は、孔子の銅像の中では一番大きいそうです。私の身長よりも大きかったのでなかなかインパクトがありました。長いひげや髪型や孔子のとっているポーズ、表情など全体的になんとなくありがたい感じがしました。孔子の銅像に頭が良くなるように拝んできました。湯島聖堂では漢字・漢文講座をひらいているそうです。こんな歴史ある場所で学べるなんて楽しそうだと思いました。湯島聖堂は黒を基調としている感じで、私が思っていたよりシンプルなものでした。湯島聖堂は緑が多くあり、都会の中の癒しのスポットだと思いました。
 御茶の水には大学生向けの店がたくさんあってうらやましいです。湯島聖堂や明治大学があるので、歴史ある学生の街なのだろうなあと思いました。(渡邉)
史跡・湯島聖堂に存在する孔子の像
 孔子は学問の神としてまつられている。孔子は仕事をしなかったためか、絵などでは、爪はとても長く描かれているという。しかし銅像では爪を短くして作られているというのが印象的であった。
 また、多くの人が絵を描きに訪れていたのもとても印象的だった。孔子の像を描いている人はもちろん、湯島聖堂の境内ではあちらこちらで絵を描いている人が見受けられた。(井田)
みんなの学問成就のねがい…。(瀧下) 御茶ノ水〜水道橋にあった女坂。(古橋)
儒学で有名な湯島聖堂(原田) 東京の中心にそびえ立つ大門「湯島聖堂」(近野)
御茶ノ水駅と神田川とその上を走る丸の内線。(小湊) ワンショット(米)

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御茶の水学生街
  私は御茶の水学生街のコースを選び行きました。湯島聖堂へ行ったり、日本大学、明治大学などを見て回ったりしました。気になったものは湯島聖堂でみた学問成就の絵馬がたくさんあったことです。多くの人の願いがあって、学問への願いの強さを感じました。外国人の人も多くてすごかったです。あと、明治大学の前で集合写真を撮ったのも思い出の一つです。短い時間だったけれど、15人で歩いて回ったのは楽しかったです。(金子)